名刺スキャナーのプロバイダーは数多くある。しかし、スキャナーアプリは、その機能の範囲や価格において、時に大きな違いがある。
snapADDYは、ウェブサイトや電子メールの署名から連絡先を取得し、それらをスキャンすることによって名刺をデジタル化するリード生成ソフトウェアである。これを行うには、名刺のQRコードをスキャンするか、名刺の写真を撮影する。データ入力時のエラーは直接修正できる。連絡先データはアドレス帳だけでなく、エクセルやCRMシステムにもエクスポートできる。ライトバージョンは無料だが、1日のスキャン回数が25回に制限されている。
CamCardアプリは、写真アルバムに保存されている、またはアプリで撮影した名刺から連絡先データを読み取る。残念ながら、QRコードを読み取るための統合リーダーはない。また、アプリがデータを読み取るのに時間がかかることもある。読み取ったデータはアドレス帳に保存するか、プレミアム版ではエクセルやセールスフォースに保存することができる。
アビーの名刺リーダーは、名刺の写真をデジタル化する。名刺の輪郭に合わせて写真を手動でトリミングする必要があるため、やや手間がかかる。Lite版には10枚のスキャンしか含まれていない。エクスポートは連絡帳かエクセルにしかできない。残念ながらCRMシステムには接続できない。
BizConnectは、写真やQRコードで名刺の連絡先情報をスキャンすることができる。スキャンすると、日付と場所が自動的に保存され、後でその連絡先がどこで行われたかを簡単に割り当てることができる。エンタープライズ版では、複数のチームメンバーが連絡先にアクセスできる。Excel、特定のCRMシステム、Outlook、PDF、Zapier用のエクスポート・インターフェースが用意されている。ただし、無料版ではエクスポート機能は1日50スキャンに制限されている。
WorldCardアプリのLiteバージョンは、アップルストアやPlayストアから無料でダウンロードできる。ただし、スキャンしたデータはスマートフォンのアドレス帳かグーグルのアドレス帳にしか保存できない。残念ながら、エクセルやCRMシステムにデータをエクスポートすることはできない。この機能も有料版には含まれていない。